2011年度から全国の小学校の5.6年生は学校で英語を週1時間勉強する事になります。現状では、来年を待たずにほとんどの小学校が5,6年生には英語の授業を始めているとは言われておりますが、正式には来年度が英語学習のスタートの年です。また、2012年には、中学校の英語の指導要領が改訂される予定です。注目するポイントは、これまでは中学校3年間で約900語を覚えればよかったのですが、今後は1,300語覚えなくてはなりません。400語も増えるわけです。当然中学校での英語の授業時間は増えますが、以前より1年間に覚える単語が130語以上増える訳ですから、生徒は大変です。それより更に驚きなのは、2013年からは高校の英語の授業は、日本人の先生もできるだけ全部英語で行うということです。これはびっくりです。ほんとうにできるのでしょうか。『英語の授業は英語で』は一体どこから来た発想なのかがピンときませんが、私なりにその背景を考えてみました。これは、全くの個人的体験からくる推察で、国の教育政策の方向転換の背景にその理由があるかどうかは定かではありません。
私が思うには、日本人が他の国の人と比べて、著しく英語のコミニュケーション能力が低いことを指摘され、実感してきたからではないでしょうか。そしてようやく、このままでは日本だけが取り残されていくのではないかという焦燥感から、?があわてて方針を変えてきたのではないでしょうか。諸外国人々の英語能力については、私なりの見方があります。かつて、私がアメリカの大学院にいた当初、少しびっくりした事がありました。それは、アメリカに留学してきた20代の韓国、中国の学生の英語力でした。彼らの英語力、特にリスニング、スピーキング力は、平均して日本人より優れていると感じました。それもそのはず、彼らは本国で小学校から英語を週数時間学習しているのですから。また、韓国は、数年前より高校では韓国人の先生が英語で全て授業を行うスタイルを確立しているため、およそ受験英語(読解、文法中心)を中心に英語を勉強している日本人とは英語のコミニュケーション能力においては比較になりません。つまり、アジアの中でも特に日本人の英語力(コミニュケーション能力)が低い事を今更ながら自覚し、ようやく小学校から英語の授業を取り入れ、中学では英語の語彙数を増やしていこうというところまでは認めつつも、高校の英語の授業は全て英語で行うという、現実離れした展開は驚きとしか言い表せません。高校の先生方も、スピーキング、リスニングの訓練が更に必要になってくる事はいうまでもありません。しかし、大事なのは自分が英語力(英語でのコミニュケーション能力)を身につけた方がいいのかどうかをまづは考えていくできです。英語のコミニュケーション能力は必要ではないと言う人はこのトレーニングは必要はないのです。誰かが決めたからとか、周りが勉強しているからなどという理由では、そこにかける時間も努力もむだです。気持ちに余裕があって、「いっちょ英語ぐらい真剣にやってみるか」という軽い気合いのもとで英語をスタートしないと、結局続きません。
私の経験ですが、英語を上達させるためには「恥をかかなければいけません。」「軽い気合いが必要です。」
英語を使わなければいけない、もしくは使いたいという気持ちが起きてくるまでは、いきなり誰かがやれといっても...です。
急な学習指導要領の改訂「英語の授業は英語で」ということは、理想なのでしょうけれど。
日記記事一覧
本日から外旭川幼稚園の正課授業で英語のレッスンをスタートしました。今日は、りす組とうさぎ組の4歳児のみなさんと『数字』をテーマにした歌とアクティビティをやってみました。今日は講師と園児の皆さんははじめての顔合わせだったのですが、思ったよりも園児のみなさんは講師にとけ込んで、楽しくできたのではないかと感じました。外旭川幼稚園の皆さんの中には、もう数字を英語で言える子どもさんも何人かいたので、びっくりしました。今後とも園長先生はじめ、担任の先生方と恊働し、園児のみなさんにとって楽しいレッスンを創っていきたいと思います。来週は、ちゅうりっぷ組とたんぽぽ組の3歳児の園児の皆さんとのレッスンです。幼児の英語の授業は「楽しいレッスンで英語に親しむ」ことをテーマに、今後もがんばっていきたいと思います。幼稚園のみなさんまた来週会いましょう!

毎日新聞に、上智大学が開発を発表した実践的な英語検定「アカデミック英語能力判定試験」Test of English for Academic Purposes=TEAPが関心を呼んでいるという記事がありました。
記事には、上智大学が、これまでのリーディングスキルを中心とした受験英語を、将来的に「実践的に使える英語」能力を判定する内容に変える方向にあるとしていました。この記事では、上智大学の吉田教授が「日本の英語教育は、本来ならばとっくに変わってなければいけなかったと思います。日本人が、国際的な場面で英語を実践的に使っていけるような教育がなされるべきだったのに、それができていない。その要因は大学受験です。」と記者のインタビューに答えています。私も、イングリッシュプラスワンで英検対策の授業をしていますが、英検の試験内容ではあまりにもボキャブラリーの知識量の差が得点に大きく反映されるため、かなり偏った英語能力判定?になっていると思っていました。3級以上は、2次試験に英語でインタビューがありますが...。今後この試験内容が変化せずに続いていくと、こまったものだと思っていました。私がアメリカで仕事をしていた際には、あたりまえですが、ほとんどが、話す、聞くという能力なしには、仕事は進みませんでしたから、英語のスピーキング、リスニング能力を上達させることに必死でした。(車の中でラジオ、リスニングトレーニング用のCDを聞いて、声を出して復唱する等々)英語しか通じない環境では、話す能力がないと致命的でしたから。英語教育の権威の方々から、「正しい英語で意味のある内容をしゃべれなければいけない。」「ぺらぺら話すだけの英語ならば誰でもできる。」とお叱りをうけるかもしれませんが、実際の仕事場(アメリカ)では話さなければ終わりです。これは、事実です。もちろん正確に内容を伝えるという前提付きですが。
私は、今教室に来ている生徒が将来英語を使う際に、私が体験した場面(英語しか使わない環境)に入った状況を頭に入れた上で、『英語を実践的に使う』とは、どういう意味か考えて授業の内容を考えています。
しかし、現状では大学入試(特に難関国立、私立大学の英語)や英検1級等には、ものすごく難しい学術用語や専門用語が並ぶ、単語クイズや読解問題ががいまだに主流になっています。私は、中学1年生からの英語の文法学習は非常に大事だと考えています。また、日本語は、英語との文章構造が似た点がほとんどないため、文法学習が英語の上達には欠かせない要素ではあるかもしれません。しかし、こうして単語の丸暗記、文法重視が過ぎるために、日本の中学生や高校生はスピーキング、リスニングの訓練の時間がほとんどない偏った英語のトレーニングをしています。
今回は、大学受験にこの新しいタイプの英語テストの導入の記事を発見したため、これは大変興味深いものだと感じました。
以下は、その新しいテストの方向性を示す吉田教授のインタビュー記事の抜粋です。
「TEAPの主な対象者は大学入学を目指す受験生だという。試験内容は日本英語検定協会と提携し、共同開発する。上智大学の入試改革の一環でもあり、同大では2010年秋のAO入試からリスニングとリーディングの2技能で導入し、13年度入試からはスピーキング、ライティングを含めた4技能での実施を目指す。年に数回受験でき、学生は最高スコアを大学側に申告する。将来的には、他大学にも同試験を利用してもらえるようにする計画だ。」
今後は上智大学をはじめとして、徐々にスピーキングテストが入った英語能力判定テストが大学受験に入ってくるのは間違いありません。その頃に大学受験をむかえる受験生は準備を始める必要があるようです。
私は、こどもの頃から博物館が好きでした。1年半前までアメリカのデザイン会社で”Exhibit Designer “として働いていました。アメリカは私の仕事場としては理想でした。ある意味では趣味と仕事が一緒の世界で生活していたと言えます。当時、私は、この仕事が私の天職であり、この先もずっと続けていきたいと思っておりましたし、そう信じていました。しかし、なぜか今は、日本に戻り秋田に暮らしています。時々、メールでアメリカの同僚から近況を聞く時に、自分だけその世界から離れてしまった空しさを感じることもあります。もう一度アメリカに戻りたいと思う気持ちが、常に自分の中でわき上がってきます。イングリッシュプラスワンを始めてからは、Museumの世界からは完全に離れています。
アメリカに渡ったときは、英語に苦戦したことは言う間でもありません。英語を幼い頃から学んでおけばよかったと悔しく思いましたが、自分には仕事のプロとしての経験とやる気があったため、やっていけたのだと思います。アメリカにいた時も、英語が大事だと感じましたが、自分の得意な分野、好きな分野を見つけて、その道を歩んでいく(自分の人生をより充実させる)ことの方が、より大切だとも痛感しました。『イングリッシュプラスワン』は、ネーミングとしてイングリッシュが先に来ていますが、実は、先に『自分にとって大事なこと』を見つけ、後に、英語を使う時が来たときに、スキルとして役に立つ英語力を発揮することができるようになればと思います。
イングリッシュプラスワンには、こうした意味を込めています。
ところで自分も最近、悲しいかな英語力が落ちてきました。
2007年7月11日のNew York Times 書評記事に”Potter Has Limited Effect on Reading Habits”というタイトルの記事があります。私の息子も、今ハリーポッターシリーズを読んでいます。ちなみに私は、原作はもとより、映画もちらっとしか見た事がありませんので、内容については語れませんが、このニューヨークタイムズの記事はちょっと興味あるレポートでしたので、紹介します。
ハリーポッターシリーズは、私が言うまでもなく、10数年前に初版が出て以来、世界中でベストセラーとなっており、アメリカだけでも現在約1億2千百万部印刷されているそうです。アメリカの人口が約3億1千4百万人ですから、約3人に1人がこのシリーズを読んでいる事になります。ところが、ニューヨークタイムズの記事は、このベストセラーが必ずしも、子どもに読書の習慣をつけさせるためのきっかけとなる本ではなさそうだと言っています。ハリーポッターはよく読むが、他の本はあまり読まないというアメリカの小学生や中学生が多いようなのです。ある学校のクラスは、人種として白人以外の生徒が85%を占めており、そのクラスの生徒は、あまり興味がないとした例もあったということです。登場人物に白人以外が出てこないため共感が持てなかった様です。私の息子は、このシリーズがすごく楽しいと言っています。彼は、先の例とはまた違った感覚でハリーポッターを読んでいます。日本の読者は、どうなんだろうと、ふと思いました。
今、息子は、『 Order of the Phoenix 5 』と『the Deathly Hallows 7』を読み終え、現在『the Half-Blood Prince 6』を読んでいます。日本語の本ももうちょっと読んでほしいのですが、なかなか読もうとしないので、ちょっと困りものです。
ちなみに、記事の最後に、ハリーポッターシリーズを読まない子どもが読む本として、”Cirque du Freak”シリーズが好きだというこどものコメントが載っていました。要チェックです。

Law & Order は、私のお気に入りの番組です。15年前にカナダで生活していた際にケーブルテレビで見たのがきっかけです。当時のキャストは,今はがかりと変わってしまいましたが、ここ十数年テレビドラマというものを見ていない私が、唯一いまだに見ている長寿番組でもあります。ニューヨークが舞台の刑事&裁判ドラマです。もちろんストーリーは、完全フィクションですが、ニューヨークの舞台設定、背景にある社会問題を興味深く見ています。みなさんも、是非一度見てみては。

今日のワシントンポストの記事に、オバマ大統領が主張する医療保険制度改革(公的保険制度の導入)に関する支持率が上がってきた事が伝えられています。現在のアメリカには公的健康保険(日本のような公的健康保険)というものが存在しません。例外として、一部の人に緊急時だけ民間の保険がなくとも利用できる医療施設はありますが、一般の人はけがや病気に備えて毎月数万円の高い保険料を民間の保険会社に払っています。私も、実は一昨年盲腸になり、地元の病院に緊急入院し、手術しました。驚いたのは、退院後送られてきた病院の請求書を見た時です。なんとその請求額は、百万円を超えていました。しかし幸いにも、当時の勤務していた会社が加入していた保険会社の保険でほとんど全額カバーしてもらい、自己負担はほんのわずかでした。アメリカには民間の保険会社の保険料が高くて健康保険というものに入っていない方もたくさんいます。けがや病気の際に保険がなくて、手術や治療費の支払いができずに破産する人もいます。しかし、一方こうした現状でも、アメリカには、他人の医療費を負担するために税金が上がる事を猛烈に拒否する人々(お金持ち)もいて、オバマ大統領が掲げる医療保険制度改革は当初大変困難な政治課題だと言われてきました。私もアメリカに住んでいたときの同僚たちの意見の多くは公的医療保険制度の導入に反対でしたので、今日のニュースは驚きです。世界の最先端の医療が受けられるアメリカでは、お金持ちは、より質のよい医療サービスを受けられることは事実です。しかし、その一方でお金を持っていない人はほんとうにつらいのです。私は、アメリカ市民ではありませんが、この公的保険制度の導入に賛成です。
盲腸ごときで破産したらやりきれませんので。
最近、東京大学の恒吉教授の著書『人間形成の日米比較』を読みました。著者は、ボルティモアに生まれ、幼稚園から小学校5年生まではアメリカ、中学・高校大学が日本、大学院がアメリカで仕事は日本だそうです。
著書の内容にすごく共感したのはもちろんですが、著者のバックグラウンドにも親近感を覚えました。
著者の生まれた街、ボルティモアは懐かしい場所の一つです。私の働いていたデザイン事務所から車で30分で、MLBのオリオールズの試合を何度か見に行きましたし、インナーハーバーにも何度も遊びにいったものです。
ところで、この10月で日本に戻ってきて約1年が経ちますが、まだ私たち親子は、秋田に定着した感じがありません。
特に息子の小学校の環境は、とてもショックでストレスだらけのようです。息子の抱える問題の一端が、この著書に記されています。
私にとっての悩みは、息子が私に「アメリカに戻れないか」と聞いてくる事です。私の想像以上に、日本の環境に適応できていないことがわかり、胸が痛いです。息子にとって生活環境はアメリカがベストなのでしょう。それもそのはず、1年前の今頃までは、メリーランド州の州立の小学校に通っていて、学校では100%英語で生活していましたから。ところが突然、学校のルールや生徒や先生のメンタリティーが全く異なる環境に引っ越して来て以来、それはもうストレスだらけの生活なのです。容姿は日本人だが、言葉や考え方は、アメリカ式?がしっくりとくるのでしょう。
アメリカ人の友人も息子の教育環境については、同情してくれています。アメリカの学校は、個人の考え方の違いを尊重します。他人と違った意見を日常的に耳にするため、それが普通であるとされています。しかし、日本ではそうはいきません。私は、両方の学校教育の違いを認識していますが、息子は仮に、その違いを認めたとしても、自分の判断で、学校を選択する事はできません。こどもにとっては、学校は全てとも言える程、1日の生活のなかで大事な要素であることを改めて感じます。
いつかはアメリカに戻りたいと考えている息子に、「どう今を過ごすべきか」の答えを見つけてやることができていません。
親子としての大きな悩みを抱えたまま、1年を過ごす事になりそうです。
7月以来、全くブログが更新できませんでした。どうもみなさんご無沙汰しておりました。
今回は、新しいネイティブ講師を紹介します。ニュージーランド、クライストチャーチ出身のウェイド・クックです。
彼のプロフィールは、ホームページに載せていますので、是非チェックしてください。
彼は、秋田に来て2年半程経ちますので、20年以上秋田に住んでなかった私より、よっぽど最近の秋田の状況を知っているようです。秋田に来る前には、ニュージーランドで短期間ですが、中学と高校の理科の先生をしていたそうです。彼が今後、イングリッシュプラスワンの英会話コースの担当教師になります。生徒も少しずつ慣れてきたようですし、安心してレッスンを任せられるので、私も一安心です。
今後、小学生の英会話レッスンは、ある段階で、子どもたちの理解度を一人一人チェックする予定です。基本的には、これまで使用してきたテキストの内容に沿って、重要なセンテンスとボキャブラリーをきちんと理解しているかどうかを確認します。イングリッシュプラスワンでは、楽しいレッスンが基本ですが、あくまでも「英語を学習する」ことに主眼を置いてカリキュラムを組んでいますので、生徒のみなさんも少し気を引き締めてがんばっていきましょう。

7月4日は、米国の独立記念日です。この日は、米国各地でパレード等のイベントが行われます。
私が、アメリカで最初に家族と暮らした街が、独立宣言が行われたフィラデルフィアです。
フィラデルフィアは、ニューヨークとワシントンDCの間に位置した音楽と美術の街で、私が2年間の大学院生活を送った思い出の街でもあります。地元の人は、この街を『Philly(フィリー)』と呼びます。フィリーは、息子にとっても、生まれて3歳まで過ごした東京と同様に懐かしい場所です。息子は東京で過ごした記憶より、私と妻と3人で過ごしたフィリーでの思い出が印象深いようです。息子には、街の所々にまだ石畳が残り、赤茶のレンガでできた建物群を通り抜け通った保育園、私に連れられていった数々の美術館や博物館、科学館の思い出がまだ鮮明に残っているようです。
中でも、当時完成したばかりの『The Constitution Center(憲法記念博物館)』は、すばらしい博物館でした。展示内容は、『アメリカ憲法の歴史とその精神』を伝えるもので、来館者が最初に見るシアターでのショーは圧巻です。私も、仕事柄こうした博物館の展示を手掛けたり、見てきたりしましたが、このシアターの演出は、特にすばらしく記憶に残っています。
フィラデルフィアで息子と忙しい大学院生活(本当に仕事より忙しいくらい勉強させられます(笑))の合間に、街の空き地でやったキャッチボールやサッカー。今思えば、ほんとうにもう一度フィリーに戻って生活したいと思うくらい、楽しい思い出がいっぱいの街でした。
今日は、そのフィリーの光景をテレビのニュースを見て、ふと思い出しました。いつか、息子も大きくなったら、育った故郷のアメリカに戻るかもしれません。そして、わたしと歩いたフィリーの街を今度は、案内してくれるかもしれません。
みなさんも、アメリカに行くことがありましたら、是非一度フィラデルフィアを訪ねてみてください。そして、憲法記念博物館も立ち寄ってみてください。









